日本独特の文化は世界中で関心が高く、エストニアもその例外ではありません。
オタク文化や和食、自然、歴史、伝統芸能、そして日本人。日本の文化や社会のことをもっと知りたくて、多くのエストニア人が日本語を勉強しています。
そんな中、Next innovationは2021年からエストニアのサーレマー高校(Saaremaa Gümnaasium)で日本文化と日本語のオリジナルコースを提供し始めました。
また日本文化に特に関心のある生徒と、日本の生徒の間で文化交流の機会を設けています。
大切にしていることは、ただ伝えるだけではなく、エストニアの生徒たち自身が日本を経験し、発見し、好奇心を膨らませることができるきっかけを作ることです。
一緒に折り紙を折ったり、両国のお菓子を食べ比べたり、好きなアニメを語り合ったり。そこでのちょっとした気づきや出会いが、エストニアという小国の若者たちにとって大きな財産となることを、これまでたくさん目の当たりにしてきました。
一方で私たち自身が、日本人としてどのように国の過去を語り継ぎ、未来を考えるのか、常に向き合う機会にもなっています。それは”人や文化を繋げる”において、繋がりの先を見据えるチカラの源であり、”学びの可能性を広げる”において、新しい学びが見つかる希望のカケラとなっています。